校長 青木勝彦
令和3年4月1日より校長として赴任しております青木勝彦と申します。
佐賀西高等学校同窓会員の皆様方におかれましては、益々ご清栄のことと心からお喜び申し上げます。また、日頃から本校の教育振興に御支援、御協力をいただき厚く御礼申し上げます。
現在、学校では2年以上に亘って新型コロナウイルス感染症により、令和2年3月の全国一斉休校に始まり、全校生徒を体育館に集めた卒業式や学年集会などの学校行事の制限、修学旅行の延期や中止、部活動の練習自粛や大会中止、オンライン授業での自宅学習など、様々な教育活動に影響が及んでいます。学校としては、常時マスク着用や三密を避けるなど感染対策をしっかり行い工夫しながら、各種行事や教育活動を行っています。生徒にとっては3年間しかない高校生活の大半が、思い描いた高校生活とは異なり、悔しさや悲しさ、虚しさは計り知れないものがあるのではないかと思います。
しかし、佐賀西高生は各種制限や厳しい条件の中でも、今しか体験できない様々な活動に、新たな目標や夢を掲げて工夫し実施に向け努力しています。さすが西高生、西高生だからこそできていると感心しています。
さて、同窓会におかれましては、本校の教育活動支援や育英奨学事業など母校発展のため御支援、御協力をいただき、生徒、教職員にとっては有り難く感謝しております。
今年度は、280名の新入生を迎え、在籍生徒数790名(20学級)でスタートしました。本校のめざす学校像(教育目標)は、高い志と品位を持ち、社会の中でよりよく生きていけるようにするため、「質実剛健」「鍛身養志」を校是とし、グローバル社会で通じる高い知性と広い視野を培い、将来の日本や世界をリードする人材の育成を目指しています。
これからの予測不可能な未来社会の中で、よりよく生きていけるために本校で育成する7つの資質・能力として、①主体的判断力、②自己認識力、③課題発見・解決力、④説明力、⑤協働力、⑥自律力、⑦実践力を掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。
生徒には、この環境と時間を共有する仲間を大切に、自律すること、自ら学ぶことが課せられた使命であると話しています。
また私達教職員も、本県を代表する進学校として、学力及び人間力の向上に努め、生徒・保護者・同窓生の皆様の御期待に応えられるよう生徒の育成に全力で取り組んでまいりますので、今後とも御指導、御鞭撻の程よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、佐賀西高等学校同窓会のますますの御発展と皆様の御健勝を祈念申し上げ挨拶とします。
令和4年4月吉日